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  タテヨコ企画 第47回公演
 
リア婆_タイトル
あるサラリーマンの死
ものがたり
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タテヨコ企画第47回公演『リア婆』2025年9月17日(水)〜21日(日)@シアター風姿花伝
□ものがたり
老女は公団住宅に暮らす長女一家の元に身を寄せている。免許の返納を済ませた彼女にとって、故郷は一人暮らしをするには不便すぎたのだ。知り合いもいない町で彼女の居場所は公園だけである。ある日、暇そうな無業の若者に小言や忠告を繰り返す老女のもとを、次女や三女、ほかにも数名の親族が訪ねてきた。資産家でもある老女が、いきなり結婚すると言いだしたのである。果たして遺産の行方はどこへ?

シェイクスピアの傑作『リア王』をモチーフに描いた、一見すると馬鹿馬鹿しい台詞のやり取りから人間の愚かさが透けてみえる。タテヨコ企画がお送りする『リア婆』は、日本における大家族の愛憎劇である。






公園のベンチに腰掛けて
故郷の山々のほうを向き
一見すると穏やかそうな
眼差しは今も世界を睨む

昔を振り返ることもなく
何ひとつ諦めることなく
後悔などあるわけもなく
リア婆さんはここにいる


□作・演出から
タテヨコ企画では、これまでにも世界の名作戯曲をモチーフにした作品作りを行ってきました。『あるサラリーマンの死』(2018)『三人の姉妹たち』(2019年)『誰かの町』(2021)に続く第四弾として本作『リア婆』を上演致します。

不屈の精神で最後まで生き抜いた高齢者が居た。そんな人物についてのあれこれを書き残したいと考えた。

我が道を突き進む老婆。娘たちは表面上仲良くしているが内心思うところがあるようだ。誰からも距離を取られ、まるで裸の王様のような存在。「老害」と言われることなど一顧だにせず、最期まで自分を貫き通す孤高の年長者。彼女を、ここでは「リア婆」と呼ぶことにする。

「リア婆」とは、もちろんシェイクスピアの名作戯曲『リア王』に登場する人物の名前をもじった呼称である。老いた王は娘たちに裏切られ、王位も正気も失い、ボロボロになりながら、それでも荒野を、嵐の中を進んでいく。そんな人物の生き様に重ねるように「リア婆」の人生最後の時間を、哀悼の意を込めて舞台の上に立ち上げる。

この夏、タテヨコ企画がお送りするのは「リア婆」とその親族をめぐる、切なくも情熱あふれる物語です。

 横田修

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